村上かつら作 淀川ベルトコンベアを読んだので感想ですよ（ ・ิω・ิ）

淀川ベルトコンベア・ガール 1 (ビッグコミックス)

　はいはい、こんな物を買いましてね。あらすじですよ。

＜あらすじ＞
　舞台は、大阪は淀川沿いの油揚げ工場。ベルトコンベアで流れてくる油揚げを加工する工場。

　主人公「かよ」は16歳。中卒で淀川沿いにある油揚げ工場に就職した女の子。毎朝、学校に登校する高校生の波を逆走して工場に向かっていた。

　友達が欲しいと思いつつも周りはおじさんおばさんだらけ。中学を卒業して九州から大阪に出てきたので周りに同窓生もいない。若い子もときどきはバイトで来るが、だいたい一週間もたない。
　そんなある日、あまりにも都会的で、下町の工場なんて似合わない少女「黒崎那子」がアルバイトとして来る。かよちゃんは友達ができるのか！

　･････みたいなあらすじが書いてあって、「ほんわかどたばた青春コメディ漫画なのだろう」と思って買ってみたら、意外とちがいました。なんだろ、やんわりとした『ライフ（イジメ漫画）』って感じの話ですね。
　続きです

＜あらすじ＞
　黒崎那子は私立高校に通う高校生で、クラスのお金持ち女子グループに所属したいた。この女子グループというのがお金持ちのわがまま放題、クラスの誰も彼女たちに何も言えない。那子もこのグループの傍若無人っぷりに違和感を覚えていたが、今さらグループを外れるわけにいかず、周りの女の子達に必死に食らいついていた。しかし、周りはお金持ちなのだが那子自身の家は中流。このグループの友達でいるために那子は足りないお金をバイトでまかなうためにこの工場に来たのだ。
　友達がいなくて、何もかも人生経験不足の「かな」
　「友達」はいるが、本当の友達とは何かを考える「那子」
　２人は真の友達になれるのか！？

　みたいな感じですね。主人公についてはあとがきで作者が、「主人公は純粋に見るが単なる経験不足」みたいな事を書いてまして、今後の彼女変化が見物なのでしょうか。　
　ちなみに、あとがきが非情に興味深いですね。

＜ごく個人的感想＞
　一巻はすっごい後味の悪い終わり方。読むと「やんわりしたライフ」って言う意味が分かって頂けると思います。私の読後感は最悪でした。胃がムカムカしてます。