リュウマのガゴウがくそ面白かったのでレポ

リュウマのガゴウ 1 (ヤングキングコミックス)

リュウマのガゴウ 1 (ヤングキングコミックス)

ひとつの大きな物語や謎をを設定した場合、大事なのはそのテーマにどうアプローチするかなのだと思う。
宮下裕樹さんの作品、正義警官モンジュ大きな物語へのアプローチがすごくうまく、小出しにされるキャラやミクロな物語が、必ず私を「うわー次も絶対読みたいぜ!」って気持ちにさせてくれた。

リュウマのガゴウもそうだ。



◎あらすじ(背表紙より)
人類が圧倒的弱者となった世界。
「白皮」と喚ばれる化物に怯えて暮らす人々の唯一の希望は、かつて世界を救ったという英雄「リュウマ」の存在。
今は「おとぎ話」の世界にしか見られない、はるか昔の英雄の名にすがり人々は生きていた。
しかし「白皮」に蝕まれ孤立し、滅ぶ道しか残されていなかったとある山村の村に、「リュウマ」を名乗る人物が現れて。


↑白皮 環境に適応して進化するのでナメクジっぽいやつとかイロイロな種類がいる。

本作はリョウマの称号(?)を持つ人物が登場するオムニバス的な作品だ。「リュウマ」という名の人物が登場する以外、リュウマ自身、場所、時間軸、敵は一定の連関、時代生をもちながらもそれぞれちがい。それぞれがそれぞれの視点からリュウマとその時代そして、敵にクローズアップして行く。


※別に老けていっているわけではない。

この見せ方が非常に面白い。いやまじで。

とにかく謎がまだまだたくさんあって、従ってこれからの楽しみもある漫画。まじでオススメ!

◎おまけ

これはいい弧刀影裡流居合術ですね