桂遊生丸作 ラブアレルゲンを読んだので感想ですよ( ・ิω・ิ)
- 作者: あかほりさとる,桂遊生丸
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/05/27
- メディア: コミック
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<オススメ度>→そこそこ
ジェットコースターのような漫画。あらすじ、展開、テンポ、テンション、その全てが突っ走っている。特にテンションが高い。このテンションについて行けるかどうかが鍵。
エロ要素やお色気要素は無いです。巨乳キャラもいないし。そっちへの期待はしない方がいい。全裸の男女のカラー絵があったり、基本全裸キャラがいたりしますが、それ以外でヒロインの露出度は0。「恋の研究」といっても主人公とヒロインのボキャブラリーは「キス」までなんで・・・
見所はヒロインですね。男の人とつきあった事もなく、唯一の恋愛の教科書は児童書のふろく。最近の漫画ではここまで純朴なヒロインは懐かしいほどですね。
<設定>(あらすじはちょっと込んでますので)
山乃たすく←主人公
山の中の学校に通う高校一年生。過度の花粉症で、ゴーグルとマスクで完全武装し、それでも鼻水と涙が垂れてしまい、周りに気持ち悪がられていた。
しかし、マスクとゴーグルをはずすと少女と見まがうほどの美少年。日々、自分が美少年である事を隠しながら生きていた。
と言うのも、たすくはあまりに美少年であるため、彼を病的に好きになってしまう人が後を絶たないからだ。幼い頃から告白、誘拐、痴漢、勧誘・・タスクの恋愛による受難は数知れず。おかげで、たすくの精神はすっかり恋愛アレルギーにかかっている。彼にとって「恋」とは致命的な精神病なのだ。
森岡ほのみ←ヒロイン
地元の富豪の娘。固い家柄のため、恋愛どころか普通に友達を作る事も禁じられていた。加えて酷い恋愛アレルギー体質であり、誰かに恋をすると、悪い場合死んでしまう。(このことはほのみのごく周辺の人しか知らない。)
性格はは一途。あまりに一途で、恋に憧れるあまり周りの事が見えなくなってしまう人。
ひょんな事から主人公と「恋とは何か?」を研究する事になるが、いつも主人公を振り回す。
永く生きたために魔力を持ち、千年に一度人の子を産む事ができる。が、千年前に子供を産むんだものの、この赤子には人の心が宿ることなく、孤独に死んでしまった。
もう一度、子をなす機会を得て、現在は妊娠中の状態。今度の子供には人の心、特に恋を教えたいという。ようするに
そこで、心の清いたすくとほのみに、「恋とは何かを教えてもらいたい」と依頼する。教えてくれればその対価として、ほのみの恋愛アレルギーを治してやろう、という。(アレルギーを治せる証拠として、たすくの花粉アレルギーを治してみせる。)
しかし、2人とも恋というものがいまいち分からない。そこで、ほのみは恋が何かを研究し、解き明かす事に。・・・・・そして、なしくずし的に協力する事になる主人公たすく。
こうして(なぜか)桜の木の精は「恋愛実験同好会」の設立を宣言する。
他にも個性的なキャラが登場します。(主人公のお姉様が私のお気に入りです。)
「モテるけれども、精神的に恋愛アレルギー」
「恋愛には憧れているモノの、肉体的に恋愛アレルギー」
真の自分を他人に隠す2人。恋に届かない少年と少女は、はたして恋とは何か解き明かす事ができるのか!?
みたいな。これで一話分ですから、内容詰まりすぎ展開早すぎでしょ(いい意味で)。ドタバタしてます。
ちなみに、ネタバレですが。
一巻の終わりに至るまで、2人は恋愛的行動はしてるが、かなり恋愛からかけ離れたところを突っ走ってるって感じですね。2人が恋愛とは何かわかる日が来るのか・・・・
もっさり終わる( ・ิω・ิ)