柘植文さん作 野田ともうします。 を読んだので感想ですよ(・ิω・ิ)

野田ともうします。(1) (ワイドKC)

野田ともうします。(1) (ワイドKC)

野田ともうします。(2) (ワイドKC)

野田ともうします。(2) (ワイドKC)

<作者について>
 柘植文さんは、ゆっくりとした一定のテンポでも、グダグダせずちゃんと面白く作れる方、と言うのが私の認識ですね。短いページ数でも、笑いはもちろん、お話もしっかり作り込んでくる。「ほのぼのとした笑い」「ゆるい笑い」が蔓延する中でも、特別扱いするべき作者とおもいますね。

 はい、「野田と申します」のあらすじを紹介しますね。
<あらすじ紹介(?)>

 地味でマジメで勉強好き、超変わり者の「野田さん」。興味本位で出会い系サイトに登録してみたり、コンビニにあるカラーボールを狙ってみたり、ミスキャンパスに出場してみたり・・・・興味本位と独自の因果律で動く野田さんの日常を、一話完結で描く一作。


 いや、しかし、この野田さんという女が個性的すぎる。百聞は一見にしかず。ちょっとワンシーンを見てくださいな。

 地味で、マイペースで、絶対何にも染まらない女、それが野田。
 ちなみに、美容院に行くのも興味本位。「友達が欲しい」とか「かわいくなりたい」からではない。「そういえば行った事無い」それだけ。「興味本位」といっても「笑い」目当てじゃない。言うなれば「学術的興味」


<「野田さん」という発明>
 この作品にはオカルト(?)的な要素があって、突拍子もなくタイムスリップしたりする。しかし、野田さんがいると、「まぁ、野田さんがいるならそれもありか」と思わせる「野田さんパワー」。非日常にもあっさり日常を持ち込み、気づけば読者をも「野田色」に染める野田さん。おそるべし・・・


 ほかにも個性豊かなキャラクターが登場します。野田さんと、野田さんを取り巻く「少なくとも善良な人たち」。そうした野田さんを中心とする愉快な毎日。
 是非読んでみてください。マジでオススメ。柘植文さんごとオススメします。
 

ってコレドラマ化するんだ・・・・ 

 もっさり終わる。( ・ิω・ิ)