漫画ガスマスクガールを読んだので感想ですよ( ・ิω・ิ)

 ガスマスクを被った女の子っていいよね(`・ω・´)b
 と思うのは私だけかな?いいよね。しかも首からしたがセーラー服だったりするとなおいいね。

<オススメ度>→そこそこ。興味があって、お金があるなら買ってみてくださいな。万人受け度は低めかも

<あらすじ>

 街で起こる連続殺人事件。町内では、紙袋を被せられた身元不明の首無し死体がいくつも見つかっていた。通称「袋人間事件」その犯人として噂されているのがガスマスクを被ったセーラー服の少女――通称「マスクさん」だ。
 普通に学校に通っていた少年「ワッタ」は、ある日、偶然にもマスクさんを目撃する。しかもその素顔はなんと、同級生の氏家霧花だった! 霧花さんは大人しく、おっちょこちょいの少女。とうてい殺人犯とは思えない・・・
 果たして霧花は本当に殺人鬼なのか……!?
 

 真相を知るべく、その数日後に、下校する霧花の跡をつけていると、紙袋を被った男に襲われる。絶体絶命のワッタ。そこを、マスクを被った霧花に救われる。身の丈ほどのガスボンベを振り回し、華麗に舞う霧花さんのかっこよさに惹かれるワッタ。身を助けられた事もあり、すっかり彼女に惚れてしまう。霧花が「私に関わらない方がいい」と釘を刺されても。ワッタくんは止まらない。「君は僕のヒーローだ!」

 しかし、やがてグロテスクな真相が明らかになっていく。
 『たぶん、ワッタくんは私たちを・・・ この事件の全てを都合良く解釈しすぎていると思う』
 戦いに巻き込まれていくワッタ。特別な力がある訳じゃない、あまりにも無力な少年ワッタに、いったい何ができるのか?

<感想など>
 「主人公は普通の少年だったがある日・・・」で始まる物語の王道を行くようで、心地よい変化球を投げる作品。上のあらすじをみると、王道展開だが、中を開くとそうでもない気がする。これから徐々に変化率をあげていくか、それとも直球勝負になるか・・・・。


 主人公は「何もできない少年」。ワッタくんは本当に何もできない。普通の少年の割に首をつっこみたがる。周りに迷惑をかけまくる。しかも青臭い。あまりにもヌケ作なワッタくんにはいらつきを感じる。
 ここまで、本当の意味で何もできない少年は珍しいですね。彼の成長物語になりそうだが・・・・・このままダメのまま進むのも、いっそすがすがしいですねね。


<見所>
 入り組んだ戦いのシーンがあるが、何が起こっているかわかりやすく描かれていて良い。
 見所はガスマスクガールこと霧花さんの戦い方。彼女は爆発で敵を倒すのだが、方法がちょっとだけ変わってる。マジカルでアナログなのだ。
 普通爆発を起こすなら、「魔法で爆破」「爆弾で爆破」の二つが思いつくが、ガスマスクガールの戦い方は、そのどちらでもあり、どちらでもない。マジカルにガスボンベを召還し、それをアナログに爆発させる。ほかにも能力者が出てくるが、やはりマジカルでアナログ。斬新とまでは言わないが、目新しい。

 ガスマスクを被り、セーラー服でたたずむ彼女は、新しいヒーローの誕生を予感させる。いや、アメコミとかで出てくるダークヒーローと何がちがうのか、と聞かれたら、答えられんが・・・まぁ予感させます。
 もっさり終わる( ・ิω・ิ)