雨音 たかし作 四方世界の王の漫画版の感想ですよ。( ・ิω・ิ)
アニメイトにさえリア充のカップルが出没する、生きにくい世の中になりましたね。( ・ิω・ิ)
- 作者: 雨音たかし,定金伸治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/05/21
- メディア: コミック
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本著について調べたのですが、これって原作があるんですね。新書で全12巻予定だそうです。
<オススメ度>→低し・・・・なんかごめんなさい。
あらすじを読んで気になった方は原作を読んでみる事をオススメします。理由は下の方です。
<装丁>
この本の装丁は、少し変わってます。この本にはカバーと言うものが無いです。(しかしなぜか「そで」はある。「そで」とは、よく作者近影やら既刊のリストが載ってるアレです。)
本に被せてあるビニールにバーコードのシールが張ってあって、背表紙自体にはバーコードがない。背表紙の絵をバーコードが邪魔しない作りになってます。
あと、違和感を感じたのは帯がないとこですね。帯がないのは寂しい。スマートさを目指したのでしょうか?スマートさを目指すなら、帯より中の新刊チラシをなんとかしてくれ。
↑背表紙。バーコードがない。
<あらすじ>
紀元前1800年、古代オリエント。チグリス、ユーフラテス二つの大河に挟まれた「四方世界」と呼ばれる大地。かつては統一されていたが、現在は三つの国に分かれている。その真ん中の国であり、難しいパワーバランスの中にある都市国家「バービルム」が舞台。
主人公ナムルという14歳の少年で、書記学校という学校に通う普通の少年だ。
ある日シャズという謎の少女が転校してくる。シャズはナムルに興味があるようで、ナムルもシャズの不思議な魅力に惹かれる。
ナムルはある日シャズが起こしたトラブルに巻き込まれ、悪漢達に襲われる。その時、シャズの「胞体」という技を目の当たりにする。シャズは悪漢の首を簡単に「切り取る」。しかし、男は首だけになりながらも生きている。
「胞体」とはなんなのか?しかも、シャズはナムルにもその素質があると言い、「四方世界に緩慢な滅び」をもたらすのを手伝ってほしい、という。
「緩慢な滅び」とは具体的にいったい何のか?そして、ナムルの出生の秘密とは?
「胞体」とは、3次元より上の次元に接続する能力の事のようだ。「小胞」と言う小さな空間の歪みを発生させる事で「神の世界」につながる事ができる。
結果から言うと。物を透過して任意の物だけに触れたり、瞬間移動できたり。物体を三次元的に切り取ったりできる。
切り取り→貼り付けみたいな事かもしれませんね。
<その他の事>
○絵・・・うまくはない。歴史物らしい重々しはでてない。しかし、気にするほどではない。
○主人公ナムル・・・素朴で控えめで無垢でエロスを前にするととまどう、そしてMっぽい。言い方悪いが、ショタコン好きしそうな性格。
<感想>
すごくデカイ世界の一巻らしいので、まあ滅多な事を言う物ではないが・・・・いまいちでしたね。
面白いと思ったところもあるし、設定も凝ってて歴史物ファンタジーらしいと思う。が、よくあるラノベ設定に歴史物ファンタジーの空気感や設定を足しただけ、という印象になってしまいました。・・・
その原因は漫画版の作者にあるような気がしますね。こういう「大河的内容」にもかかわらず絵がポップ過ぎるのもどうかと。絵の問題だけじゃなくてノリが軽い。いくら何でもコメディ調過ぎる。
と言うわけで、あらすじ読んで気になった方は原作を試してみては?
あと主人公はもうちょっと自分の意志を持とう!
見所はシャズの能力で主人公がシャズの子宮に直でさわるトコですね。ワタクシの新たな官能の扉が開いた気がするわ。
もっさり終わる( ・ิω・ิ)