くらもちふさこ作 花に染むを読んだので感想ですよ
<ワタクシゴト(花に染むの感想は下)>
いろいろ忙しく、感想ブログを書く心のゆとりがなかった。というか、心身疲れているとおもしろい漫画もおもしろいと思えないということがよくわかった。
とりあえず、ちょろっと面白い漫画を紹介。
Le Petit Monde 1 Vamos Vamos! (愛蔵版コミックス)
- 作者: 寺田亨,J.D.モルヴァン
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/07/16
- メディア: コミック
- クリック: 34回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
内容は現代暗黒ピーターパン。 帯に天才ってでてるけど、その名は伊達じゃない。こむずいこと語りたくなってしまうような漫画であった。
- 作者: 納都花丸
- 出版社/メーカー: ジャイブ
- 発売日: 2010/08/09
- メディア: コミック
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
今回は過去編。というか、こんどはライプニッツか!なんぼほどドイツすきやねん!次はハイデガーあたりかw?
- 作者: 柘植文
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2010/08/09
- メディア: コミック
- クリック: 14回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
お笑い的には、下ネタ=卑怯って感じがあるが、浅はかでないこったシモネタ。シモネタで笑ってるんでなく、作者の腕に笑わされているんだね。
<花に染む感想>オススメ度→高し ぜひお買い求めください。
本作は「駅から5分」の過去編?スピンオフ?らしい。そっちは未読
<あらすじ>
主人公はすこし無口で変わった少女、花乃(かの)。
花乃は神社の宮司の次男、陽大(はると)のやぶさめ姿を見て、そのカッコよさに憧れて弓道を始る。中学生になると陽大と同じ中学校で弓道部に所属し、団体戦に出場しで優勝するまでの実力になる。
しかし、あるとき神社の宝物庫が火事で燃えてしまう。陽大の両親と兄は宝物を守るために、火の中に飛び込み死んでしまう。陽大だけは花乃が力づくで止めたために火に飛び込まずにすんだ。
しかし、火事のショックで失語症になってしまう。両親も死んだことで、東京の親戚に引き取られることになって・・・・
<感想>
弓道というのは精神的なモノが非常に影響してくるスポーツらしい。本作もそれに沿って「自分との戦い」系スポーツ漫画ってな感じ。だから青春漫画では全然ない。花乃の陽大に対する感情も「恋愛」でなく「憧れ」らしい。今のところは。だから全然恋愛漫画でもない。
中学生〜高校生に見られる、静かな混乱と少なからぬ情緒不安定さがよく表現されていると思う。そうした情緒不安定さが、弓道を通して現れているって感じ?
身の丈あわない悩みを抱える少年少女の心の動きがほんとうに面白い一作。ぜひご覧あれ。