よねやませつこ作 マジョリン2巻を買ったので感想ですよ。
今回は、アニメ化したら子安武人が大忙しになりそうな漫画、『異質魔女っ子漫画』マジョリンをご紹介。
マジョリン 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
- 作者: よねやませつこ
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2009/10/24
- メディア: コミック
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マジョリン 2 (IDコミックス) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
- 作者: よねやませつこ
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2010/06/25
- メディア: コミック
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<あらすじ>
魔法使いの世界で名門といわれるレイヴンクロフトの血をひく倫子。純血の魔法使いながら、人間社会で生きていた。
名門の年頃の一人娘ということで、魔法使いたちに求婚される倫子だったが・・・魔法社会で育ち、魔法使いとして生きてきた人たちは基本的に痛い・・・・人間的常識を持っている倫子ととしては受け入れられない。
痛い人達↓
そもそも、倫子には意中の幼馴染(人間)がいて、彼と結婚することに決めている。
よって、倫子はやってくる生理的に受け付けられない求婚者をボコボコにして魔法界に送り返していた。
さらに、倫子は男らしい見た目に男らしい性格。魔法界的文化どころか、魔法協会の推奨する「魔女っ子」との相性も悪い。
しかし、そうして倫子が結婚しないと、名門の血が絶えてしまう。憂慮した魔法協会は倫子のもとに結婚コーディネーター『ルイ』を送り込んだ。こうして、倫子は月イチペースでマイペースで個性的なな魔法使いを相手にお見合いをするハメに・・・・
<見所>
○設定
言い方が悪いが、こじつけるのがうまい作品。
西洋の伝統的アングラの魔女と、日本アニメの伝統魔女っ子とが、どう共存するのか?ということに説得力を持たせる設定作りがうまい。
また、数多くの設定やキャラクターが豪華に使用されて、いろいろな世界観や展開を想像できて楽しい。数ある設定やキャラを消化できずに持て余してる、ともいうが、これはこれで楽しい。
○人間関係
主人公倫子とその恋人晃一との恋愛劇(?)も楽しい。いっけんドタバタラブコメディにも見えるが、なかなか二人の溝はでかい。一見人間にしか見えない倫子も、中身は完全に純血の魔女。純血の人間たる晃一との見えざる壁は、倫子が考えている以上にでかい。
おそかく、本来的にメインであると思わるこのふたりのお話は、あまり進んでいないものの、これからに十分期待できる。
影が薄く、達観した視点を持つ、異様にウツいヒロイン的男子、晃一くんがどうするのかが二人の関係を大きく決定付けるだろう。
そのうち碇シンジを抜きそうな程のウツっぷり
そんなこんなで、どう転んでもおすすめマジョリン!
もっさり終わる。