ハグキ作 漫画 くりーくんを読んだので感想ですよ。
私の中で急にオーガニックブームが来て、オーガニックコットンやらオーガニック食品を買いあさってます。が、実はオーガニックの意味を知りません。なに?オーガニックって?
- 作者: ハグキ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/06/07
- メディア: コミック
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<オススメ度>あまり・・・
ハトよめを愛している人はこれをどう見るのでしょうか?
ほのぼの、人間ドラマ展開に納得できるかどうかが大きな肝。
むしろ、ハトよめ未読の方になら、ある程度オススメ度は上がる。
good afternoonのホームページで試し読みができるらしい。自分は見れなかった。会員限定なのかな?
ハグキ先生を知らない人ためにハグキ先生と、ハトのおよめさんについて。
<ハトのおよめさん>
ヘタな絵と素朴なキャラ、ほとばしるバイオレンスと躊躇しない下ネタ。とんでもないギャグマンガ、それがハトのおよめさん。
※ちなみに私はこのハトよめを5巻ぐらいまでしか読んでないです。
<くりーくんのあらすじ>
ねずみのくりーくんはある日突然リストラにあい、離婚。一人娘の親権も奥さんに取られ、新居でひとり寂しく生活していました。
以上。ギャグマンガのあらすじなんてこんなもの。
<感想>
しかし、表紙を見ると度肝を抜かれる。特に背表紙はまるで絵本のようだ。ほのぼの路線に切り替えたのだろうか?というか、これはギャグマンガの表紙なのだろか・・・・
一話目はメチャクチャで面白い。それまでの疑問が吹っ飛ぶ程笑える。掛け合いの面白さは最高水準にある。が、一つ気づくことがある。ハトよめと違い下ネタが全くない。暴言も抑えられている。
話数が進むごとに最初に疑問が徐々に再燃し始める。ギャグの隙に人間ドラマの一面が混ざってくる。そこにはギャグが一切介在しない。
最初は「そういうギャグなのかなw?」と思ったのだが、徐々に人間ドラマ成分がギャグシーンを押しのけてくる。一巻のラストではギャグとドラマがほぼ半々になる。
特徴的なのは説明コマが増えていくところだ。↓下のような無声の説明コマが増えていく。ある意味『次の日』というモノローグを入れて飛ばしてもいいようなコマ、それもギャグなしのコマが増えていく。
<ハトよめの事を半分忘れて感想>
以下は特に個人的な感想だが、この人間ドラマも一昔前の昼ドラのようでどうも良くない。離婚やら子育てやらイジメやら友情やら。
しかも、そうした人間ドラマのせいで、ギャグシーンがあまり効果的でなくなってしまった、ように感じる。現実味を帯びた問題と、バカっぽい会話の相性はあまり良くない。二つはうまく混ざり合っていない、と感じる。
しかし、やはり掛け合いは面白い。
そして、ラストの方の話はどことなく形になっている。
ネズミである主人公が家で寝ていると、酔っぱらいの犬が絡んでくる、というシーンがある。(ハトよめと違って犬とネズミは現実と同じほどの身長差がある。)
このシーンはギャグなのだが、ちょっと「ネズミかわいそう」と思ってしまう。ハトよめを読んでいた時ならありえない感情の動きだ。
はたして、これから化けるのかどうか?
こんなにこき下ろして申し訳ありません
もっさり終わる。