渡会けいじ作 漫画 O/Aをよんだので感想ですよ
パソコンが逝ってもうたwwスキャナもアウトwwwコリャ笑うしかねぇwww
- 作者: 渡会けいじ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/06/04
- メディア: コミック
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<オススメ度>→高し!完成度も高い。一巻にして完成された一冊。是非ご購入ください!
めちゃくちゃだが面白い!「たんなる萌えじゃないんですよ!」という売り文句はたいがいウソですが、本作はその言葉を冠してもいいんじゃないでしょうか?
この漫画はたんなる萌え漫画じゃないんです!何が違うって下品なんです!
(それ以外もちゃんと違います。)
<あらすじ>
人気アイドル堀内ゆたかと、芸人の卵田中はるみ。肩書きも生き方も違い縁もゆかりもなかった二人。そんな二人を結びつけたのは生放送のラジオ番組だった!
奇跡の同じ声を持つ二人の奇妙にして気になる関係は?新感覚アイドル×ラジオ
こんなあらすじが背表紙に載ってるんですが、このあらすじでは内容わからんよね。内容を色々想像しながら本を開いたら、想像を超えるセカイが!
<(私の書く)あらすじ>
○ 若手売り出し中のアイドル「堀内ゆたか」
いっけんアイドルらしい彼女も、ひとたびステージを降りれば・・・
フォローしておくと、堀内も悪人じゃない。プロ意識が高いと言ってあげてください。
○ 若手女芸人田中はるみ
ラジオ局でバイトをする芸人の卵。そして、堀内ゆたかにあこがれていた。
一方は売れてるアイドル。アイドルという仮面や強烈な二枚舌を持っている。
もう一方は売れてない芸人。素朴で純粋。思ったことをすぐ口にする。
ふつうなら絶対出会うことのない二人。
あるとき、堀内ゆたかが一人しゃべりのラジオをやることに。しかし、裏番組では堀内とライバル関係にあるアイドルのラジオもスタートするという。ラジオ局の威信をかけた初生放送。負けないためにも、なにか特別なことをしたいのだが、「アイドルのラジオ」ということで無難な内容に・・・
無難な放送になるはずだったのだが、開始と同時にゆたかは腹痛(大)のためにブースを離れることに。お便所に入ったまま出てこれないゆたか。生放送のラジオは放送事故状態。
そこで、偶然声が似ていて、ラジオ局でバイトしていたはるみが呼び出される。「はるみ」は「ゆたか」のふりをして話してほしいという。
無理か!?と思われたが、そこは芸人の卵。マイクを前にして本能のようにしゃべり出す。が・・・いきなり「大きいほうをしていて席をはずしていた」といってしまう!しゃべりの内容もちょっとアイドルがするような内容ではない!怒りに満ちて復活したゆたかがとめるも、もう遅い。
後日、それはそれで評価されたラジオだったが「アイドル」として問題のある内容に納得できないゆたか。ラジオの楽しさを覚え恍惚とするはるみ。
- 中略-
紆余曲折を経て、生き方の違う二人は「二人一役」として、ラジオを進めていくことになる。
あらすじはこんな感じ。
ストーリーでも見せてくれる。
この「-中略-」の内容がおもしろい!略したのは読んでほしいからなんです。文字でやっても面白くないしね。
中略された部分で何が起こるのか、是非みてほしい。
「ツンデレ」やらなんやら、単語で性格や人生を表せる「キャラクター」が蔓延する中で、主人公のゆたかは明らかに人間の造形を持っている。キャラから発したキャラではなく、人間から発したキャラ、とでもいいましょうか。「大」や「小」の話も、ゆたかを人間らしく見せるいい小道具として消化されててうまい!、と思います。
論証はちょっとできかねますが、なんとなく、「多くの萌え漫画とは違うんです!」といいたくなる。
(もちろんこれらは、この漫画だけの話ではないです。特別扱いしますが、特別ではない、とも思ってます。)
<見所>
見所は、「二人一役ラジオ」
二人一役でラジオをやることをリスナーには伏せなきゃいけない訳ですが、二人の性格が違うので大変なことに。脳内会議状態、一人ボケツッコミになってて、大変おもしろいラジオになってます。こういう番組あったら聞きたいぞ!
<ついで>
エロ要素なんですが、あるようなないような・・・少なくともそちらを期待してご購入されるのは気をつけるべきですね。
というのも、エロっぽい描写や話題は出てくるのですが、本作では「エロ」というより「シモ」と冠した方がいいような気がしますね。そういう意味での「エロ」はよく出てくる。が、ほどよいと思うし、主眼はそこではない、といった点に好感を持ちますね。
あと、「うわ・・これを男が書いてんだよな・・」みたいなげっすい感じはしない。
なんか、ひどい散文ですが、とにかくおすすめ!O/A
ていうか、お前はそのギターをいつ使うんだ。