山田瑯作 蓬莱ガールズを読んだので感想です( ・ิω・ิ)
お金もないのに漫画買う。立派なダメ人間です。
- 作者: 山田瑯
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/04/16
- メディア: コミック
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なかなか面白いですね。少年漫画っぽいテンションですが、その内に流れてる物は・・・・なんだろ?Cノベルズ?幻狼?まぁあらすじ紹介ですよ
<ストーリー>
舞台は中国のような世界。
主人公 鈴哥<リンカ>は元気いっぱいの女の子。彼女は成人にあたる16歳になるまで外習に毒されないように、という父親のはからいから産まれたときから一室に閉じこめられ、世話係で蘇摩<ソーマ>(要はキョンシー)の陽々<ヤンヤン>と暮らしていた。衣食住には何も不自由しないものの、本を読むことと武術の訓練しか暇つぶしが無く、本の世界からかいま見る外の世界に憧れていた。
しかし、陽々から衝撃の事実が知らされる。父親は単に「子供を殺すと祟られるので、大人になってから殺す。」という便宜上の理由で、鈴哥を生かしているだけで、16歳になったら殺すつもりだという。陽々は鈴哥の世話係ではなく監視役だったのだ。陽々が命令を無視し、鈴哥に真実を知らせたのは、鈴哥に家族として情がわいたからのようだ。
鈴哥はその事実を知っても希望を失わずに、家から脱出することを決意する。
行き先は『蓬莱』・・ほとんど伝説上のユートピア。2人はとりあえず蓬莱を目指すことになるが・・・
テンションやら絵柄も少年漫画っぽいですね。特に絵柄は真島ヒロっぽい。尾田さんと言うよりは真島っぽい。
設定にしてもそう、蘇摩には特殊能力があるとか、体のどこかにある印が弱点とか夢を目指して駆けてるとことか。
でもそこを流れてるストーリーは何とも「女剣士と女魔法使い」的。話の流れはワンピースに近いし、主人公もルフィっぽい。が、それこそ「男に感情移入しなきゃいけない冒険物にはもう飽き飽き!」ということだろうか、女性ファンタジーらしい力強い女主人公が出てくる。
自分が生まれてからずっとだまされて、信じていた父にも裏切られ、監禁され続け、殺される予定であることを知っても、リンカは力強い。単に勇気と夢だけを原動力にする冒険物の主人公とは訳がちがう。
さすがにレ●プはされないし、今のところ目標は復讐じゃないけど、どことなく女性物のファンタジーの臭いがしますね。(偏見だらけの女性ファンタジー感ですいません。)
<おまけ>
思えば、世の中の漫画とかラノベとかって男性主義的ですよね。女の子が出てきて男がその女の子を救う(肉体的にか精神的にかの差はあれど)。ほいでイチャイチャ。男にもトラウマがあって「支え合って生きてる」「お互い様」に落とす話も増えましたが、大変白々しいですね。
自分は男ですが、見てて飽き飽きしますね。少女漫画でさえ男とくっつくことが至上の価値としてか書れるわけですし。女性しか出てこない話も流行ってるみたいですが、結局読んでるのエロ本を買う勇気のない男ですしね。はやるといいですね、女性物ファンタジー。あと「女性物」っていうよく分からない接頭辞が無くなるといいですね。