吉村英明作、狂想のシミュラクラを読んだよ 感想とネタバレ( ・ิω・ิ)
町田のminaの最上階にある漫画屋さんの品揃えの良さに吹いたw(特にBL)・・・・そして店員のシャイっぷりにも吹いた。
- 作者: 吉村英明
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2010/04/22
- メディア: コミック
- クリック: 69回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
主人公「栗倉漢助」は義妹が死んで以来行方不明になってしまった義兄を捜していた。
義妹「栗倉綾女」は義理の妹で、病弱で余命幾ばくもない状態だったのだが、その余命を前にして何者かに惨殺されてしまう。
義理の兄は優れた「人形師」だった。が、彼はその妹を溺愛しており、その妹の死から6年間主人公の前から姿を消していた。
物語は主人公が兄を捜してある人形師を訪ねるところから始まる。そこには妹「栗倉綾女」を名乗る謎の人形がいた、それも2人。2人の妹は「お兄ちゃんにふさわしい真の妹」を決めるために「決闘」をするという・・・
どうやら、義兄は妹の死以来狂ってしまったらしく、死んだ妹の体をバラバラにして、16の部位に分け、16体の人形を作った。その人形達に戦う能力と「栗倉綾女」の記憶を与え、「決闘」させ「お兄ちゃんにふさとわしい真の妹」を決めようとしているらしい。
主人公は兄として、妹たちの殺し合いをやめさせようとしているが、殺し合うようプログラムされているのでどうしてもやめさせることができない・・・しかも決闘の中で友人を巻き込むことになって・・・・・
<ストーリーについて>
『能力バトル』『殺し合いゲーム』『妹』『ヤンデル』『ヘルシング的な演出』『拘泥する道徳的主人公』・・・なんだか流行のモノや伝統的なものが詰め込まれてる感じですね。こうして書くと既視感が否めませんが、実際読んでみると・・・・まぁ、許容範囲ですね。設定はアホっぽいですが、なんともシリアス。
<演出面>
ヘルシングからの影響を多分に感じます。特に言い回しがすごくヘルシングっぽいです。(正直、スベってると感じました)意外と血は出ないです。エロあり。主人公のパートナーとなる妹はすぐ脱ぎます。
<絵>
線が固く、おっぱいさえカッチカチです。独特とも言えますし、無機質で「人形」という感じが出てるので作品の雰囲気には合ってます。トーンはほとんど使ってないです。
<まとめ( ・ิω・ิ)>
設定に乗れるかどうかが全てですね。