クリミナル・マインドを激オススメするよ( ・ิω・ิ)
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クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪 シーズン2 コレクターズBOX Part1 [DVD]
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クリミナル・マインド/FBI vs. 異常犯罪 シーズン3 COMPLETE BOX [DVD]
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僕は刑事コロンボの大ファンでしてね。そんなコロンビアンの僕から見ると、海外ドラマのCSIシリーズはちょっとしたカルチャーショックだったわけで・・・・
刑事コロンボは現場百辺、関係者から犯人に目星をつけ、追いかけ回し、執念深い捜査で犯人を追いつめる。かなりテンポのゆるいドラマでした。
CSIはそんな非効率なことはしない。刑事たちは推理もしない。物証を科学的に研究して挙がった星を片っ端から捜査する。もはや必要なのはたった一人の有能な刑事じゃない、チームとして力を発揮する人材なわけで・・・テンポも超早い、しかも二つの事件が平行して起こる。視聴者との対決も存在し得ない。二重の意味で現実的なドラマでした。
「もうアメリカのドラマにゃ探偵モノはないのかな・・・」
と思っていたら、見つけたよ。というか、見いだしたよ!それがクリミナルマインド。
厳密に言えば、クリミナルマインドは全然探偵モノではない。CSIから科学を取り上げてそこにプロファイリングを据えただけなわけですが、やはりこのプロファイリングというのが面白い。科学捜査はどこまでいっても科学捜査なので人間を対象としない。その点クリミナルマインドは違う。犯罪心理学に基づいた「人間」それ自体を研究対象とした犯罪捜査なのだ!
気軽にビックリマークをつけてみましたが、どこがいいかと言えば、捜査方法だ。CSIでもフリンジでも犯人の目星をつけるためには物証が重要だ。フリンジでは奇跡のような科学がいっぱい出てくるが、実際奇跡なのは人相が分かっただけで犯人が挙がる事だろう。こうした科学的アプローチでは、直接的に犯人に繋がる、新しい物証か追加的な技術が、事件解決に必要なのだ。
その点クリミナルマインドがいいのは物証が出たら、それが犯人にとってどういう意味があるかを「考える」事。物証がどういう意味をもつのかを、チーム全員で「話し合う」。本編でも出てくるが、プロファイリングは物証として上がってこない物証を取り扱う。犯人が犯行の前・最中・後で何をして、何をしなかったか、今までどう生きてきたか、これからどう生きていくつもりなのか。被害者や物証、現場を研究することで犯人を浮き彫りにする。徹頭徹尾人間研究。それがプロファイリング。こじつけ的だが、これは古典的な探偵モノの探偵的なやり方を踏襲しつつ、それに客観的根拠を持たせた形でさらに進化させたドラマ、それがクリミナルマインドなのだ!!
気軽にビックリマークをつけましたが、こんな事をこねくり回さなくても面白いドラマです。中で展開されるストーリーも面白いです。プロファイリングという形で自然に犯人の今までの人生を振り返るので、オチになったら突然犯人が饒舌に自分の過去を語り出す名探偵コナン的な『お涙ちょうだい劇場』が展開されたりすることはない、かといって「この異常者め!」と犯人を突き放しすぎないところもいい。
あと、犯罪心理学の解説もされたりするのが、野次馬的向学心を刺激する。現実のニュースを見ても付け焼き刃の知識でプロファイリングを始めて友人を困らせる始末。何につけてもはまりすぎには気をつけよう。
そんなこんなでオススメです、クリミナルマインド。
やはりもっさり終わる。(・ิω・ิ)